クリスマスツリーに適したコニファー1(モミ類)

風邪をひいて1週間、初期の喉のイガラっぽさは直ぐに治まったものの、咳・くしゃみ・鼻水に涙目になってしまう花粉症のような症状(逆の表現が普通なのでしょうが……)が続き、たまに出る咳が夜の睡眠を分断し体力の回復が邪魔され、思わぬ中期戦突入で辛い毎日ですが、くれぐれも風邪には注意してくださ。
ガーデニングシーズンとしては終わりなのですが、ニュースでも少しずつクリスマスツリーやイルミネーションなどの話題が増え始めてきたので、専門とも言えるクリスマスツリー、つまりコニファーの話です。「コニファーのクリスマスツリー」ではほとんど触れられていない、個人の主観による各種コニファーのクリスマスツリー適性についての話です。
前回の記事の雪虫との関係でも触れましたが、クリスマスツリーといえばモミなんですが、ヨーロッパのモミ(ヨーロッパモミ Abies alba)、北海道のモミ(トドマツ Abies sachalinensis)、日本のモミ(Abies firma)・ウラジロモミ(Abies homolepis)、北米のモミ類(コロラドモミ、アルプスモミ、ノーブルモミなど)どれもが一般家庭の庭に対して、あまりにも大きくなりすぎるのが問題ですね、最終樹高30~50m前後ですから……。
そこで、モミの中で大きくならない栽培品種を探してみると、アルプスモミの’コンパクタ’ぐらいしか、入手できる可能性の高いのがないんですね。トドマツやウラジロモミならば、盆栽として整姿・剪定などによる小型化の技術は古くからあり、欧米でも地域のモミが BONSAI の適正種とされるので、モミ類全般に管理による小型化は可能だとは思われます。
クリスマスツリーでお馴染みのモミ類に、小型の栽培品種が少ないことに違和感を覚える方がいるかもしれませんが、欧米のクリスマスツリーは根付ではなく切り取られたものですから、極端な話、樹高50mでも先端の2~3mあればいいわけで、庭木にする気が少なかったので矮化に積極的ではなかったのでしょう。
国内ではというと、盆栽をはじめとして庭木でも小型化する技術が発達していたので、積極的に矮化種を求めることも無かったようで、もしかしたら、モミ類は他の種類に比べて矮化変異の出現が少ないのかもしれません。そもそも、暑さに弱いトドマツやウラジロモミ以外のモミは積極的に植栽されなかったようです。
クリスマスツリーとしてはトウヒ類も代表的ですが、やはり、葉に触れたときの感触がチクチクするトウヒに対して、フワフワ柔らかで香りに注意が向くモミ類は室内に置くのにも向いていて捨てがたく、さすがクリスマスツリーの代表的樹種、といったところで、暑さに弱いこと、大きくなることをよく知り手を掛ける気がある方ならば利用してもいいでしょう。

クリスマス直前近くまで、たまに、この話題とイルミネーションの話題で、このブログのネタを引っ張るつもりですが、次回は「モミ以外のマツ科コニファー」の予定です。
クリスマスツリーに適したコニファー2(モミ以外のマツ科コニファー)
クリスマスツリーに適したコニファー2(モミ以外のマツ科コニファー)、クリスマスツリーに適したコニファー3(コウヤマキ科、旧スギ科)、クリスマスツリーに適したコニファー4(ヒノキ科ヒノキ属・イトスギ属)、クリスマスツリーに適したコニファー5(その他ヒノキ科のコニファー)、クリスマスツリーに適したコニファー6(その他のコニファー)、クリスマスツリーに適したコニファー7(主観的まとめ)
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